©musashino-bunkado 1999-2014 All Rights Reserved.

■INDEX


お人形のページ
デザインのページ
イラストのページ
制作雑記帳


ライブサン
サイコロフォース
├人間航空魚雷
デジめくり


漫遊写真館

模型のページ
食文化のページ
漫遊番外地
 
このサイトについて
 
      

武蔵野文化堂制作工房お人形のページラブ・ドール

 ミリタリー系のフィギュアや販促用POPなど比較的小さな立体物はちょこちょこ作っては来ましたが、等身大のでっかい立体物、それも可愛い女の子ってのは全く始めての体験でした。パブリッシングの世界にちょっとビジネス的な限界を感じてはいたのですが、まさかこっちの世界に来るとは自分でもびっくりしてます。造形から型制作から製造・塗装、そしてウェブ販売、販促とやることは山積みで総てが始めての事ばかり。ライブサンの連載が止まったのもこれが原因です。しかしながらパブリッシングの世界ではどんなに頑張っても作るのは常に人の作品作りの代行業です。本当の意味で自分の作品を作るという作業は大変だし責任重大だし泥沼にはまることも多いですが、実に充実的で楽しいですね。

 この娘は通算にして3シリーズめのボディ(A.I.NEO)用に作った優有季(ゆうき)。重いと不評だったボディを一気にスリム化しつつも胸だけはデカイという都合のいいボディです。ボディ制作と同時にヘッドの制作も合わせて進行。だいたい一つのボディに2〜3のヘッドを作るのでこの娘はキャラクター的には7番目になります。彼女は凄い人気者になってしまい、とうとうフランスから世界に販売されるきっかけを作ってくれました。下の写真がフランスでプロモーションされたサイト「doll story」で紹介されている彼女です。なんかエラくカッコ良くされちゃってます。いづれにしても優有季は苦境に立たされていた会社を一気に巻き返してくれた女神のような娘でした。
 A.I.NEOの優有季シンドローム(新作を作っても優有季を超える事ができない)をまともに食らうハメになってしまった菜月季ちゃんと、造形力の進化にともないディテールの甘さが目立ち始めた初代久仁香ちゃんを新規で作り起こした久仁香リローデット。二人とも初の口開けヘッドで、キスをしたいというお客様のご要望に応えるために四苦八苦して新技術を投入しました。舌と歯はボディと同じ材質のシリコーン。ヘッド型にひと工夫して工作自体はかなり凝った造りになってます。最初、歯は固いキャストを考えていたのですが何の拍子にお客さんが噛まれてケガをしないようにと柔らか素材にするなどの工夫もされてます。

 通算4シリーズめのボディNEO-J。シリーズ2のA.I.sistersのリメイクという体裁でしたが、NEO同様、結局新規に作り起こしました。そしてそのボディのファーストヘッドとして作ったのが8番目の娘、ハルヒちゃん。ちょうとアニメで同じ名前の娘がいたのでパクったと2ちゃんねるで叩かれましたが、そのアニメを知っていたらわざわざ付けません。ともあれ彼女自身の成績はマズマズでした。しかし優有季シンドロームは続いていて可哀想に優有季の陰に隠れるような形になっちゃったですね。となりは前作(4人目)のヘッドであるユリオをNEO-Jに乗せたら案外可愛くて鳴かず飛ばずだったのに、後々海外で突然ブレイクしたそうです。まったく解らんもんです。

 NEO-Jの第二弾ヘッドは初の30mm巨大ドールアイを使用した妖精ノイ。大きな瞳に関わらず案外自然な仕上がりになって、ちょっと胸を撫で下ろしました。つーか自分好みで可愛いっす(手前味噌ってやつですな…w)。耳は別パーツとして型を作ったんでオーダーの段階で普通耳か妖精耳を選べるようになりました。
 4woods最後の作品というか会社を辞めた後で納品した娘アリーちゃん。原形のみを渡したので名前や衣装やウィッグのプロデュースは社長まかせにしちゃいました。白のノイに対して小悪魔なイメージの黒のアリーって悪くないですね。もう一人原形ちゃんがいたんですが、どうなっているかは解りません。結局私は五年間でボディを4シリーズとヘッドをボツっ娘(二人)含めて14人作りました。等身大は疲れました。

武蔵野文化堂制作工房お人形のページラブ・ドール

©musashino-bunkado 1999-2014 All Rights Reserved.
ホームページ、ブログ運営などに納得の1GB。しかも低価格。今お勧めのレンタルサーバーです。

シリコンドールの塗装方法

■ラブ・ドールとはなんぞなもし?

■巨大な造形物ラブ・ドールの制作話

桃瀬氏のフェチ系フィギュア群w/電脳系フェチ文化総合研究所、略してDF研↓